エヴァQ放送記念ということで…


実は僕、一番好きな作品「AIR」なんですけど、

一番好きなアニメはなんだかんだ「エヴァ」なんですよね…

だから本当は、「新世紀エヴァンゲリオン」及びその他の外伝を含めて語りたかったんですけどね

でもそれをやったらまず間違いなく読むのに数時間かかるようなものになってしまうので、割愛

それでも新劇が完結したら書きたいですね…


まぁとはいいつつも割りとエヴァ全体についての話もだいぶあるんですけど


というわけで以下、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」について徒然と語るのコーナー


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まず、エヴァQは賛否両論ですよね


「意味わからん」

「破まではよかった」

「これぞまさにエヴァ」

「俺たちのエヴァが帰ってきた」

「庵野氏ね」

……等々


ぼくは、「否」派ですね

まぁそもそも旧版派なんですけど…


そういえば以前チラ裏記事にてについてはちょろっと書いたんですけど…


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 エヴァのゼルエル戦ってTV版のほうがいいよな(vip)

新劇のゼルエル戦はな、初見はクッソ面白いんだけど、もう一回見直すと旧版のが絶対にいいと思ってしまうんだよな…

マリより加地さんのが心に響くし、シンジが「初号機パイロット碇シンジです!」って言うまでの拳の握りの回数が減ってるし、シンジの狂気のワンカットは消えてるし、なにより疑似シン化形態より、野性的な暴走ATフィールドの内側に血がビシャッとかかる「使徒を…食ってる…」の神がかった流れは一生越えられないでしょうよ

18話までの流れから、アスカ瞬殺、レイの特攻も効かず、ジオフロント内部まで侵入という絶望感、シンジ最大の決意、ぶった切られる初号機の腕、ゲンドウにかかる、からのピンチ、からの覚醒…そして「全てはこれからだ」で終わり  庵野摩砂雪本田雄が本気をだした、これぞエヴァというパワー 話がわからなくても圧倒的な演出力と見せ方、それに感情を乗せてくる またセル画がいい終末感を出してんだよ…

19話は初めて見たとき、自分の中の「アニメ」という概念が変わったぐらいの衝撃を受けたからなぁ…全てが天才的だった 間違いなくアニメ史上に残る神回 

そもそも4人目の適格者は絶対にトウジじゃないとダメなんですよ 昨日まで一般人だったのにって感覚が あとまた委員長がくるんですよ…

いやマリは好きだし、ビーストモードでATフィールド食い破ったり、S2機関すっとばして融合してサードインパクトリツコさんの太鼓叩きカヲルくん、はやっぱり燃える 加地さんが弱いぶんはミサトさんの「行きなさいシンジ君」(なおQは

あと、新劇の確かな良改変は、発射台でミサトさんが固定ロック外すだけじゃなくて、初号機も蹴ってスイッチを押すとこがいいよね(伝われ


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んでQに戻しますが…

以前、まどかの叛逆の物語の感想記事でも述べたんですけど、率直な感想としては


初見は両方「なんやこの意味不明な映画は…旧劇かな?」
二周目も両方「二周目のが面白いな」
だったが3周目では
まどか「やべえ泣く」
エヴァ
「やっぱり旧エヴァって神だわ」


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というわけで、今回の放送を合わせてたぶんQは6周目(映画3周、BD2周)だと思うんですけど、やっぱり評価は上がりませんでしたね それが僕のQの評価ということで、今後も変わらないでしょう

まぁシン・エヴァが公開されたら変わるかもしれませんが


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というわけでまずは、ではなぜエヴァQはダメなのかについて述べていこうと思います

ネガティブなスタートになりますが、それもまた、ゆえということで


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この理由は大きく2つ上げることができると思います

まず1つ目は話が意味不明であること


これは一番言われてるところだと思うんですけど、まぁ、その通りである

それに対して「エヴァは元から意味不明」「俺達のエヴァが帰ってきた」という意見があるが、旧エヴァの意味不明とは意味合いが明らかに違うのだ

旧版の意味不明とは、設定が難解だとか何が起こってるかわからないとかの類なのだが、キャラの感情描写に関しては非常に細かく丁寧に描かれているから、話は理解できなくても、キャラは理解できるのだ

対してQはまずシンジ以外のキャラが何考えてるかわからん上に、何も話してくれないし、
あげくシンジさえも最後には感情移入できない選択をしてしまうから、話も意味不明な上にキャラまで意味不明なのである

理解できない、というのはつまらないに直結する


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2つ目は画がつまらないこと


ストーリーはなんだかよくわからないが、見せ方が上手くて引き込まれるのが、元来エヴァの魅力だと思っています

旧劇の終盤はバトルでもないし、何が起きてるのかもさっぱりわからんが、とにかく絵の力が強くて圧倒される。だからこそ理解したいと思えるし、何度も見てしまう


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対してQは絵の力が(これまでと比べて)弱い
単純にガイナ時代のコンテ描きが有能すぎたのか、庵野のセンスが枯れたのか(別に作画が悪いと言っているわけではないし、むしろ技術自体は破よりも高いパートも多いと思われる)

ヴンダーや新使徒のデザインもうーんといった感じですし

最大の盛り上がりどころであろうエヴァ対エヴァも、燃える展開のはずなのにどうも面白くない


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ちなみに、「なんで破までは明るかったのにQでは鬱展開にしたのか」という人も多いと思うんですが、正直言ってそれは作劇の文法上仕方ないものだと思いますね
上げて落として、最後に大円団を迎えるというのは面白いストーリーの基本だし、元々Qと四作目はまとめて一本の映画だったということだというのだから、なおさら


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三部作のストーリーものでは2作目が欝展開敗北バッドで終わっているもの多いでしょう 最近だとアメイジング・スパイダーマン2(まぁこれは復帰まで描いている点でだいぶ良心的ですが)や、るろ剣の京都大火編などがそうですかね

だからその件に関しては特に何も…特別評価が下がったということは自分の中ではありません


まぁつまるところ、エヴァQはとにかくなんですよね

しかし面白いのは、ホモシーンにはそれこそ旧版なみに力が込められてるところですよ

そりゃあホモにもなりますわ、と声高に言えるほどに丁寧に描かえれている


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こういう点や、インタビューとか見た感じ…
旧劇は
感覚で作られたゴミQは計算して作られたゴミ、みたいな感じがするのがタチ悪いですね

特に石田のインタェ


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ネガティブなのばかりでもアレなので…

逆にいい点としては、やはりまずはなんといっても最初の宇宙空間のバトルシーンでしょう

あれはエヴァ史に残る戦闘シーン
あの戦闘のためにBD買ってもいいレベル。それに比べて後半の
エヴァ対エヴァのバトルの雑さよ…
旧劇の二号機対量産機の足元にも及ばないよ…


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(GIF)


後は最後の砂漠のシーン

旧から見てた人はあのシーンでなんともいえないカタルシスを得ると思います。それこそ人によっては、Qのクソさを帳消しにできるほどに


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それとアスカとマリが仲良さそうなのはいいですね癒される。
というかQのアスカはいいね、眼帯も、なんだかんだ未だにシンジ大好きなところも。

破では断然式波<蒼龍派だったんですけどね


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今回の貴重な良心としては冬月と、まぁカヲルくんか…
ガチレズこじらせたマヤとかサイクロプスゲンドウとかホモとかノーチラス号とか「槍でやり直す」とかゼーレを殺す冬月とかネタが満載なとこが


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あと複座式は普通にいいアイデアだと思いましたね

…ホモに使われてるのがアレですが


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エヴァQで一番いい仕事してたのは間違いなく鷲巣史郎でしょう
なんと言ってもナディアのアレンジは最高に燃えるし、既存のアレンジもいい(個人的に破のアレンジは微妙だった) 最初の戦闘は作画も相まっての
「バベルの光」はもう…涙があふれるほどですよ…
もちろん新span style=曲も文句なしでしたね。予告で使われてた曲が好き。
桜流しもよかったですね…あのラストと合わさって
素晴らしい浄化感だった


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とりあえず次回作で気になる点は、タイトルが「3.0+1.0」ということは、次回はQの()無いverを含んだものをやるのか、+1.0だったり
繰り返し記号ということはループするのか、「新劇場版」から「劇場版」に変わり、に変わったことによる旧版とのリンクですか

Eが重なってるのは一瞬なにかと思いましたが、よく考えると今までも同じだったのでスルー
そして写真のユイの隣にいたのはマリなのかということと
後はやはりなんといっても結末


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最初はてっきり早くも「シン・エヴァンゲリオン」というタイトルを捨てたのかと思いましたが、公式のリンクをクリックすると「シン・エヴァンゲリオン」と表示されたのでそこは変わってないようですね
しかしタイトルだけでここまで妄想できるあたり信者脳すぎますね


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まぁエヴァQについてはこんなところでしょう

以下はエヴァという作品自体についてちょっち述べていこうかと…


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上でも書いたんですけど、旧エヴァは設定や展開は意味不明でも、キャラの感情描写は丁寧だから~というくだりについて


そもそもエヴァの考察では設定からストーリーを読み解こうとするものが多いんですけど、正直簡単な基本設定過去のSFのパロ神話ネタとを結びつけて難解に見せてるだけであんまり深い意味はないから考えてもアレなんですよね。庵野自身、衒学的と言っていますし(まぁその結びつけ方が上手いから考察が楽しいんですけど)


だから設定に関してはwikiをざっと見るか、ps2のエヴァ2の機密情報程度で十分だと思われ
そんな設定ばかりに注目せず、やっぱりエヴァはアニメなんだから、キャラの感情描写をアニメーション全体に散りばめられた情報から読み取らなければならない

表面的な理解よりも本質を見ることが大事




セリフ行動イメージカットモノローグ挿入歌精神世界の描写英字タイトルも重要なヒントとして欠かせない

エヴァはとにかく情報量が多いアニメだが、その情報を感情を中心に読み解いていけばわりとすんなり理解できる展開となっている

その手法を最大限に爆発させ収束させた旧劇はまさにエヴァの真髄と言えるかもしれない


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例えば旧劇をアスカの心情から読み解いてみる


アスカがを向けたのはシンジのみ

実は加地さんに対して頬を染めたシーンは一つもない

シンジに対してキスを迫ったり、「あんたが全部あたしのものにならないなら、あたし何もいらない」というセリフからもそれは明らか。
しかしキスを迫ろうと、シンジは手一本動かしやしないし
「抱きしめてもくれないくせに!」と心の中で叫ぶも、自慰だけはしやがる

使徒に精神攻撃を受けている時も、「私のこと、好き?」と繰り返してるシーンではシンジとアスカばかり映っているし、加持はワンカットも出てこない


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公式設定でもアスカのシンジに対する思いは「愛憎」とはっきりと記されている

旧劇で補完が始まったところでアスカとシンジの喧嘩のシーンがあるが、ここではアスカは言葉ではシンジを拒絶しているが、実はアスカの方からシンジに迫っていて、対してシンジは言葉ではアスカを求めているものの、近づくアスカから後ずさりし、行動ではアスカを拒絶している


アスカの言葉通り…「レイもミサトさんも怖いんだ。父さんも母さんも怖いんだ。ねえ、助けてよアスカ!」「誰か僕を助けてよ!」というセリフさえ吐いてしまう

それに激昂したアスカは「あんた、本当に人を好きになったことないのよ!」

この時のアスカの心情は想像するに難くない


シンジはアスカの首を絞めるも、アスカは無抵抗である

愛するシンジからの死を受け入れているのだ

旧劇の序盤であれほど「死にたくない」呟いてたアスカがだ


その瞬間から補完が始まり、「甘き死よ、来たれ」がかかるわけだが、この歌は「あなたに歩み寄りたいが、傷つけてしまうから近づけない」と、ハリネズミのジレンマを歌ったもので、この曲はアスカのセリフとともに終る

補完によって意識が共有され、人との距離がなくなるも、シンジは、傷付き合い拒絶しあってでも、他人というヤマアラシのジレンマの存在する世界へ戻ることを決意する

その時に写る集合写真のアスカのポーズは手話で「I love you」を表している


補完から復元されたシンジはアスカの首を再び絞めるも、やはりアスカは無抵抗、それどころか頬を撫でるのだ
26話の英字タイトルは「I need you」


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どれだけ傷付き合うことになっても私にはあなたが必要で、あなたなしでは生きられない

エヴァというのは結局、それだけの話、ヤマアラシのジレンマに終始していたと言えます


ちなみにラストのアスカの「気持ち悪い」みやむーの気持ちを代弁したものなので、深く考える必要はないと思います

言葉では拒絶しても行動ではシンジを受け入れてる、それだけで十分だと思いますね。
こういった
心理を表現するのに最も適した設定が人類補完計画だったということですね


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他にも面白いのは、例えば「エロ」ですね


エヴァといえば何かとエロシーンが登場します

なぜかといえば、まぁ庵野自身が陰毛のカラーや乳首のサイズまで細かく設定するような変態だということに加えて乳揺れ職人として名高い貞本がキャラデザだからという事もできるんですが…


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そもそもエロがあるとウケるんですよね。売れるんです、単純に
しかしむやみにエロをぶち込めばそれは低俗なポルアニメと受け取られてしまい、今度は一般層が避けてしまう
というわけで、理由付けを行ったんですよね、エロに
哲学心理学と絡めて高尚なエロとしてストーリーに組み込んだわけです


そもそも性的欲求リビドーとして表すことができます

そして、リビドー(エロス)=性の力=生の力と考えた偉人がいました


かのフロイトです


エヴァではその発送を流用します(庵野は「トップをねらえ!でもフロイトから名づけたキャラを描いています)
主人公はリビドー盛んな男子中学生ですからね、ぴったりです


そして、リビドー(生きようとするエネルギー)に対してデストルドー(タナトス)をその対としています

フロイトはリビドーに対して、デストルドーを最も原初的な衝動の一つ、死への衝動としています

死への衝動の他、破壊性愛するものを傷つける分解の欲望とも解釈されます


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20話ではそれをよく見ることができます

まず初号機内でATフィールドを失いLCLに溶けたシンジにサルベージ作戦を行おうとしますが、オペレーターがシンジのデストルドー反応を確認した後、それは失敗してしまい、ミサトは絶望してしまいますが…
その頃シンジの心象の中では、非常にえっちいイメージが渦巻いています

裸のミサトレイアスカ「私とひとつにならない?それはとてもとても気持ちのいいことなのよ…」という囁きですね

これはリビドーの復活と見ることができます

そして様々なイメージが巡ったあと、最後に母への授乳シーンパステルタッチで印象的に映し出されます

これは何を表しているのか、それは「口唇期」です


口唇期とは、赤ちゃんの小児性欲の第一段階のことで、乳首を吸うなどの行動で口唇から性的快感を得る時期です

なんで赤ちゃんが指をちゅぱちゅぱするのか、それは言うならば自慰ということで、まぁエグいですが、つまりリビドーの第一段階とすることができます

20話の英字タイトルは「oral stage」で、これは口唇期の英訳であり、これを意識してることは確定的です

そしてそのシーンの直後、シンジは人の形を取り戻し復活します


これらのことから、ATフィールド生の力リビドーを結びつけていることは明らかです


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そもそも人類補完計画とは全人類のATフィールドを消し去り、LCLへ還元して単体の高次元生命へと人口進化させることが目的です

そこで知恵の実(リリスの力)生命の実(アダムの力=S2機関)を手に入れ神と同等の力を手にしたシンジを、ゼーレは絶望に追い込み、旧劇では「死んでしまいたい」と強く念じてしまうほどになってしまいます

その時オペレーターは初号機から強大なデストルドー反応の形而化を検知しています


死への衝動、破壊衝動、原初への回帰・分解衝動…さっきも書いたように、愛する者への攻撃とも解釈され、シンジの首絞めと繋げることもできます(リビドーもデストルドーも避けることのできない対の原初的な衝動であり、デストルドーを自分に向けないためにはリビドーの対象(愛する人)にぶつけるしかないという解釈。上の「傷つけてしまうけど、それでも私にはあなたが必要(26話英字タイトル「I need you」)」とも繋がる)


そして放たれるアンチATフィールドによって人々はLCLに還りますが、シンジは個の存在する世界を望みます(その決意をした時は
レイとの騎乗位シーン)
こうして人々は復元されていく…というエンドを迎えるわけです


つまりエヴァの世界では、
人類補完計画の成功←単体=アンチATフィールド=死への衝動=デストルドー≠リビドー=性衝動=生への衝動=ATフィールド=個による群体→人類補完計画の失敗
と見ることができるわけですね

この辺だけでも頭に入れておいて見直すとだいぶわかりやすいと思います


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というわけで、エヴァを理解したい、考察したいというなら、そのへんの解説本を買うのはオススメしませんね
公式設定とエヴァ以外での本来の意味を纏めた用語辞典があるんですが、これは妄想が一切入ってなく、かつエヴァの世界を知る上では必須と言えます

パラパラめくってるだけでも楽しい




そしてフィルムブックですかね、小ネタが満載でエヴァに関する雑学を知れるのもいいのですが、なによりセリフが確認できるのがいい

まぁ脚本も手に入るんですけど、ちょっと敷居がね






後はエヴァンゲリオンクロニクルでしょうか

公式の総まとめといったもので、ファンとしては是非手に入れておきたいものですけど、あいにく多いし、お金もかかりますからね…エッセンシャルという総集編たいのもありますが、削りすぎであんまり意味がないし

というわけで、上の2つを持って、適当にwikiやfont-size: medium;br /span style=ら解説サイトやら、その辺見てたら自分の考えが、自分なりのエヴァの結論が持てるようになると思います




後は他にも元ネタからの解釈も意外と有効だと思いますね


庵野は根っからの諸星大二郎フォロワーで、最近「画楽.mag」庵野と諸星の対談でも熱く語って、セカイ系の元祖はエヴァではなく諸星作品とリスペクト満々でしたし、その作品を読んでいるとすんなり理解できるかもしれません




例えばエヴァ自体の元ネタは
「影の街」の巨人ですし、知恵の実を食べた人類に対し、生命の実を食べた不死の生命の2系統が存在するという設定、及び使途が死ぬ際に大きな光の柱となる演出は「生命の木」からですし、人類が溶け合い単体の生命へと進化するというネタは「生物都市」からですし…もう、諸星作品はエヴァの原点とも言えるでしょう







しかし諸星は漫画界に多大な影響を与えてることは間違いないのにイマイチ知名度がないんですよねぇ…宮崎駿なんかも熱心な諸星フォロワーで、もののけ姫なんか駿版マッドメンですし、ポニョクトゥルーちゃんの影響が見えますしね



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諸星 大二郎
朝日新聞社出版局
2007-10


諸星大二郎星野之宣は作風や時期的にしばしば二人で語られますが、売上的には星野之宣のが上だと思いますが、影響力は諸星のが上だと思われますね

高橋留美子が、「諸星大二郎は間違いなく漫画家が憧れる漫画家」と言っていましたが、まぁたぶんその通りなんでしょう


と、なぜか諸星の話になってしまいましたが…

閑話休題


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ちなみに、ストーリーの理解という点では貞本の漫画版が一番優れてると思います

エヴァ2の機密情報も踏まえて書いてあるので
ただ、やっぱり僕は「アニメーション」としてのエヴァが好きなので…貞絵は好きなんですけどね とくに最近のカラー
しかし最終巻、いつになったら出るんですかね…こうも長いと描き下ろしのラストがあるのか疑っちゃいますよ…まぁないことはわかってますけど


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アニマやら育成計画やらもありますけど、僕としてはなにげに「トニーたけざきのエヴァンゲリオン」が好きですね


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トニーたけざきのエヴァンゲリオン (角川コミックス・エース 113-4)
トニー たけざき
角川書店(角川グループパブリッシング)
2011-10-01


…と、まぁ、エヴァという作品の作りだけ述べてしまいましたが…

今回の記事はエヴァQの感想なので、とりあえず今回はここまでとします


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こうグダグダと書きましたが…僕がエヴァという作品に対して並々ならないプラスとマイナスの感情を、きっもちわるい愛を抱いている、ということはわかってもらえたと思います

ここまで踏まえて僕はやはり、旧エヴァ派ですね

しかし、いや、そしてだからこそシン・エヴァにもまた並々ならない期待を抱いてます

庵野に失望して旧エヴァの世界に閉じこもることになってしまうのか…それとも庵野はポスト宮﨑駿になるのか


まぁどうせどんな作品を出されようと3回は見に行くし、BDも買うんですけどね!!

あぁ、早くエヴァの呪縛から僕を解いてくれ……



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というか、やっぱアですね

脱衣ゲー作らなくなってからのガイナはダメってことですかね


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