2018年08月:ドントライフ

2018年08月25日07:09

『となりのトトロ』感想:公開から30年が経っても全日本人が感じる「懐かしさ」の正体とは

カテゴリ: 映画

8月17日、金曜ロードショーで『となりのトトロ』が放送されました。

まぁ、何度目だよ、春のジブリ祭り夏のジブリ祭り秋のジブリ祭り冬のジブリ祭り…春夏秋冬ジブリ祭りしてんな金ローは、って話ではありますが……

今回のトトロはちょっとだけ、特別でした。なんと、公開30周年なんですね。

いやぁ凄いですね。アニメは絵柄の問題があるので、実写映画よりも賞味期限が短く、すぐに「古臭く」なってしまいがちです。それでもなお、公開から30年が経っても、若者のテレビ離れが叫ばれる中、安定した数字を取り続けるというのは、並みのことではありません。

いかに普遍的な魅力を放ち続けているかがわかります。そりゃあ春夏秋冬ジブリ祭りしますわ。

主人公が姉妹じゃなかった頃の、宮崎駿によるイメージボード

ということで、今回は公開から30年が経った今だからこそ改めてわかる、トトロの魅力や秘密を考察し、レビュー・感想記事を書いていこうと思います。

ネタバレもくそもないとは思いますが、ネタバレは基本的になしの方向性なので、ご安心を。

あと、ブログのサイドバーにfilmarksのリンクを追加しました。

こっちは映画の感想のみを、無編集の文字のみでぱっぱと書いているので、もしよかったらご覧ください。

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タグ：: #宮崎駿; #庵野秀明; #エヴァ; #となりのトトロ; #ジブリ; #諸星大二郎

2018年08月19日17:37

劇場版『ペンギン・ハイウェイ』感想：新しい夏の定番アニメ映画が生まれた！

カテゴリ: 映画

劇場版アニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』を見ました。

原作は『四畳半神話大系』や『有頂天家族』、『夜は短し歩けよ乙女』などで、今やアニメ界のヒットメーカーとなった森見登美彦。

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ポスターの時点で~~良おねショタ~~ワクワク感がやばい

アニメ化されると聞いた時は、ついに来たか……と期待に胸を膨らませた同時に、失望したものです。なぜって、監督も制作スタジオも、今まで短編アニメしか作ったことのない新鋭スタッフだったからです！しかも主演は聞いたこともない新人の女優！これは君たちの手に負える原作ではない……そんな新人の練習台に使われるくらいなら見たくない……

そう思っていました……

ですが、CM予告で妙に感じたワクワクを――自分の直感を信じて見てみました。
その結果は……大正解！

ワクワクドキドキ。笑いあり涙あり、ちょっぴり切ない初恋あり。子ども目線で描かれる一夏の大冒険。かわいらしいキャラクター。ファンタジックなアニメーション。イマジネーションが爆発したような世界観。映画にぴったりの主題歌。まさに正統派ジュブナイルSF。
子どもも大人もカップルも楽しめるド王道夏休みアニメ映画でした！

それでは以下、感想＆レビュー＆考察　基本的にネタバレはなしです。

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タグ：: #森見登美彦; #ペンギンハイウェイ

2018年08月16日22:43

映画『未来のミライ』感想：細田守が集大成を作ったら、娯楽作品じゃなくなっちゃいました

カテゴリ: 映画

細田守最新作映画『未来のミライ』を見ました。

唐突ですが、僕は細田守の映画が好きではありません。

あの「アニメなのに凄いリアルだろう？」と言わんばかりの台詞回しが嫌いです。あのエセジブリみたいな表情が嫌いです。薄っぺらいお涙頂戴劇が嫌いです。脚本がガバガバなのが嫌いです。中途半端なファンタジーとSF設定が嫌いです。ポスト宮崎駿とか囃し立てられてんのが嫌いです。あと当たり前ですが、キモい性癖が嫌いです。

ですが、細田守映画は全て見ております。時かけ以外は全て劇場で見ております。

では、それだけ嫌いなのになぜ見るのか。

それは、ひとえに作品が面白いからなんですよね。

引き込まれて、熱くて、泣けるからなんです。常に今までになかったアニメーションを見せてくれるんですよ。
あと、なんでこんなにヒキがいいのかわかりませんが、毎度毎度、主題歌・挿入歌が最高なんですよね……

そんな、細田守アンチガチ勢による感想ですので、ファンの方はブラウザバックを推奨します。

それでは、以下、感想。

基本的にはネタバレはなしです。ただ、わずかなネタバレも許せない人は、これまたブラウザバックで……
追記：なぜか最後は『義母と娘のブルース』の感想になってしまいました。

タグ：: #細田守; #義母と娘のブルース; #未来のミライ